避妊手術実施のメリット(乳腺腫瘍の予防効果を中心に)
雌の犬、猫において、早期に避妊手術を行う事で乳腺腫瘍の発生率を抑える事ができると報告されています。
発生した腫瘍のうち犬では約50%、猫では約90%が悪性腫瘍といわれておりが発生する前に予防する事が極めて重要です。
予防の観点から、少なくとも1歳までには手術を行うようにすべきであると考えております。
猫においても上記と同じような報告があり避妊手術の重要性は変わりません。
また子宮卵巣疾患(子宮蓄膿症、子宮内膜炎、卵巣子宮腫瘍など)や発情ストレス、望まない妊娠出産なども同時に抑える事ができ、メリットは非常に大きいといえます。